胸が痛みます…。
息子ができてから,
子どもの命が奪われてしまったとの報道に接したとき,
いままでよりも強いやるせなさを感じるようになりました。
とりわけ,自分の目の届かないところで命が奪われてしまったとしたら,どれほどつらいか。
よく見も知らぬ相手に自分の子どもを預けるとは…という声もありますが,
だれもが,子育てをする上で頼れる人がすぐ近くにいる,というわけではないと思うのです。
自分だって,絶対にそうならないとは限らない。
生きていくにはお金もかかる。
『オオカミこどもの雨と雪』の花さんは,あくまでもファンタジーの世界の住人。
報道を聞いていると,安いとはいえ,一日8千円で週2回預けていたら,月にかかるお金は,4週間分としても,シッター代だけで6万オーバーです。
子どもの面倒を見なくてはいけない。
でも,生活の糧を確保するために,自分以外に動ける人もいない。
のっぴきならない事情で助けを必要としている人たちの元に,質の高いサービスが届けられ,犠牲となる子どもがまた出ないよう,政策の手が伸びていくことを願います。
今回の事件の背景について
駒崎弘樹公式サイト:病児保育・小規模保育のNPOフローレンス代表
ベビーシッター宅での2歳児死亡事件についての解説