『舟を編む』を観た感想
夫と息子とドライブがてら、近くのTSUTAYAへ行って、DVDを借りてきました。
そして、気になっていたけど観れていなかった三浦しをんさん原作の『舟を編む』を、息子の妨害にあいながらも(笑)、鑑賞。
美しい映画でした。
舟を編む [ 映画 ]
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善意や志というものが報われている世界だったので、後味もスッキリです。
辞書を作る話なので、流行りものとか流行り言葉が出てきて、そう言えば流行ってたな~と、ちょっと懐かしくなったり。
マジメ君を演じていた主演の松田龍平さん、身のこなしにコミカルなとぼけた味わいがあって、惹きつけられました。
同じ三浦しをんさん原作の『まほろ~』の行天役でもなんだか不思議な身のこなしをするイメージがありましたが(笑)、たたずまいに存在感がある役者さんだなあ、と思います。(蛙の子は蛙?)
あと、最近観た映画で、脇役的にちょいちょい出ているイメージがある池脇千鶴さんも、自然な演技というか、私の中で改めて気になる女優さんになっています。
あとは、加藤剛さん。素敵でした。
映画の終盤の方で、加藤さん演じる辞書の監修をされている先生宅に、主人公のマジメ達が訪ねて行く場面があるのですが、そのときの加藤さんの座り方に、老齢の方らしいリアルさがあり、細かいところながらも、演じ手としての凄さを感じて、ドキッとしました。
原作も読んでみたいです。
映画では、夫婦間の会話らしい会話はほとんどなかった気がしますが、本ではどのように描かれているのか、気になっています。
舟を編む (光文社文庫) [ 三浦しをん ]
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