変われば、変わるものだなと
芸能人やスポーツ選手などを見ていると、人間って良くも悪くも変わるものだなと、ひしひしと感じます。
ひるがえって自分のこととなると、変わっているんだか変わっていないんだか…ってなものですが、他人のことは岡目八目とも言うように、変化してゆく部分を感じることもあったりして、身近での最たる例が「夫の子どもへの反応」です。
うちの夫、息子が産まれるまでは、
子どもは、うるさいし、周りが見えていないことも多いし、あまり好きではない、どちらかといえば嫌い、とまで言っていました。
(まあ嫌いと言いつつも、自分の子どもが欲しいと思う程度には、子どもへの興味はあった訳ですが)
が、自分の子どもが産まれてみたら、もちろん泣かれたり、ぐずられたりしてイライラさせられることはあるものの、「子どもって、可愛い!」と思う気持ちがむくむくと芽生えてきたようで。
息子以外の子どもに対して抱く気持ちも、日々変化してきたようです。
それを顕著に感じたのが、先日、NHK教育の『すくすく子育て』を観ていたときのこと。
ハイハイを始めたばかり位のお子さんが一生懸命ハイハイで前に進んでいく映像が流れたのですが、この子可愛いなぁという気持ちが、ついつい溢れ出てきてしまったといった感じで、「ウヒヒヒヒ」と笑っていました。
夫とはわりと長い付き合いですが、他所の赤ちゃんの仕草にそうした反応をしているところをこれまで見たことがなかったので、驚きました。
変われば、変わるものですね。
でもそう言えば私自身も、電車の中などで聞こえてくることもある赤ちゃんの泣き声に、まったくイライラしなくなりました。
子どもが出来るまでは、ぐずっているお子さんと同じ車両に乗り合わせたときは、今日はついてないな〜…という気持ちになってしまっていたものですが、まったく気にならなくなりました。
自分の子どもの泣き声には、いまだにイライラさせられることが多いのに。
不思議なものですね。
公共の場で子どもがぐずってしまい、肩身の狭い思いをされてしまう保護者の方の気持ちもよ〜く分かるので、近くに居合わせることがあったときは、私はまったく気になりませんよというシグナルを、お子さん・保護者の方への微笑みで伝達できるよう、最近では心がけております。