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この夏に小6男子が読んだ本

まだほとんど活字onlyの本を読まない小6が読んだ本の記録です。

私自身はどちらかと言えば活字好きなので、その気になればオススメしたい本が山のようにあり、これまでも折にふれて「こんな本はどうかね?」とアピールしてきました。

が、悲しいことに全然刺さらず。まだ「ゾロリシリーズ」を楽しそうに読んでおります。

ゆえに、中学受験生ながら、国語は今ひとつ。特に、物語文の心情理解に精神年齢が追いついていない感が否めません(涙)

そんな感じだったのですが、めずらしく、図書館で借りてきた本に食いついてくれたので、喜び(?)の記録です。

読んだ本は、比嘉富子 『白旗の少女』

読み通したのは、太平洋戦争時の沖縄戦を生き延び、アメリカ軍に投降する際に掲げていた白旗を持つ姿を撮影されていた、当時7歳の少女だった比嘉富子さんによる自伝的小説です。

太平洋戦争末期の沖縄本島の南部。この日本最大の激戦地で、逃亡の途中、兄弟たちとはぐれたわずか7歳の少女が、たった1人で戦場をさまようことになった。しかし、偶然めぐりあった体の不自由な老夫婦の献身で、白旗を持って1人でアメリカ軍に投降し、奇跡的に一命をとりとめた。この少女の戦場での体験をおった愛と感動の記録。 『白旗の少女』(比嘉 富子,依光 隆)|講談社

今年は戦後80年の節目ということもあり、太平洋戦争に関する情報を目にすることが多い年でした。(あとは参院選の選挙活動関連でも)

あとは、たまたまBSで再放送されることを知って録画しておいた『硫黄島からの手紙』を、子ども達と一緒に見たりもしました。

そんなわけで、戦争に巻き込まれる市民側の視点にもっと触れて欲しいという思いもあり、オススメしてみた本でした。

普段なら最初の数ページだけ(何回か促した結果)目を通し、「うーん、合わなかった」とお戻しされることが大半なのですが、今回は2−3日ほど寝床に持ち込んで読み通していました。

戦争では人の命が呆気なく失われていくということ、またその境目なんてあってないようなものだということ、そんなことを少なくとも感じてくれたのではないかと思います。

読書感想文もこの本で書いていました。

物語の効能

物語や自伝的小説などにふれることの意義は、やはり自分では経験し得ないことを疑似体験できることに尽きるのではないかと個人的には思っています。

あとは、人で遊ぶことなく楽しめる趣味にもなるし。

そんなわけで、これからも何が琴線にふれるかはわからないので、懲りずにオススメしていこうと思った母でした。

Posted by

ちろ

一人で過ごす時間が欠かせない内向型人間。でもときどきアクティブ。

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