週末、家族で本屋さんをぶらぶらしつつ、息子用の絵本を探していたら、なにやら記憶をくすぐられる絵本を発見。

それが、さとうわきこ さん作の『よもぎだんご』でした。

保育園でもよく読んでもらっているらしい「ばばばあちゃん」シリーズの1冊なので、息子の食いつきも◎。

発刊日は1989年なので、私が読んだのは、おそらく小学生になった頃。

ばばばあちゃんが子ども達と近くの野原へ「よもぎ」を摘みにいき、帰ってきて一緒によもぎだんごを作る、というあらすじなのですが、この絵本を読んで、私も親にせがんでよもぎ団子を作ってもらったな、という思い出もよみがえってきました。

私が子どもの頃は、家の近くに原っぱや土手があって、「よもぎ」や「のびる」や「つくし」もあちこちに生えていました。ですが、いまはもう、実家の近くにもそういった場所はなくなってしまい…。そんな寂しさも少し胸をよぎりつつ。

しかし、子どもの頃に読んでもらった絵本、読んだ絵本って、意外と記憶の底に眠っていて、ふとした拍子によみがえってきますね。

今回の『よもぎだんご』以外にも、「あ、この絵本覚えてる!」というものに、最近よく再会しています。

絵本のなかの1ページの端っこに描かれていたような絵でも、「そうそう、こんなだった」と鮮明に覚えていたりして。

息子にも、そういう本が出来るといいな! ということで、絵本コレクション、じわりじわり増やしていきたいと思います。