このサイトを運営するため、レンタルサーバー「エックスサーバー」のX10プランを利用しているのですが、200GBのレンタルスペースがあるのに活用できているのはごくわずか…。

普段つかっているDropboxだけでは容量がすぐいっぱいになってしまうし、せっかく投資しているならもっと有効活用したい! と思い、「Nextcloud」という自前のクラウドストレージサービスを導入してみました。

Nextcloudのtopページ

▼ 独自ドメインプレゼントキャンペーンをたまにやる、エックスサーバー
月額900円(税抜)から、高速・多機能・高安定レンタルサーバー『エックスサーバー』

▼ オープンソースなNextcloud
Nextcloud – Nextcloud is an open source, self-hosted file share and communication platform.(公式HP)
Nextcloud · GitHub(公開されているソースコード)

▼ よほどの高負荷でなければ、公式(Xserver)も導入は問題なしとのこと
レンタルサーバー(XSERVER)にNextcloudを導入しました

Nextcloudとは?

ひとことで言うと「自分で運用するDropbox(または Google Drive など)です。

フリーかつオープンに提供されており、自分のサーバーにインストールすることで自分専用のクラウドストレージを構築できます。またWebブラウザだけでなく、PC(Windows、Mac、Linux)やスマホ(Android、iOS)からアクセスするためのアプリも提供されており、他の人とファイルの共有もできたりします。

使い勝手は、ほとんど「Dropbox」と同じです。

個人用途だけでなく企業や学校などでも使われており、自前でクラウドストレージを導入・運用することで情報の流出をさけたいというニーズを取り込んでいるようです。(そして、必要に応じて導入・運用のサポートを提供することで収益化していると思われる)

「Nextcloud」の前身でほぼ同じ機能をもつ「ownCloud」というソフトウェアもあり、そちらをエックスサーバーに導入している方も多くいらっしゃるのですが、サーバーへのインストールの手順が、現時点では「Nextcloud」の方がわかりやすかったので、私は「Nextcloud」にしました。

インストールの流れ

以下、そんな素敵なNextcloudをエックスサーバーにインストールする流れです。

MySQLデータベースを作る

まずエックスサーバー側でNextcloud用のMySQLデータベースを作ります。

エックスサーバーのサーバーパネルにログインしたら「データベース → MySQL設定」へ進み、Nextcloud用のデータベースとユーザーをそれぞれ追加します。(名前はお好みでOK)

▼ 手順の詳細は、公式マニュアルへお任せ!
MySQLの設定 | レンタルサーバー【エックスサーバー】

Nextcloudのインストール用ファイルを準備する

次に、TOPページの「Get Nextcloud」からインストール用のページに移動します。

Install – Nextcloud

移動できたら「Download for Server」をクリックし、「Web Installer」のタブを選択。「Right-click here」の【here】から「setup-nextcloud.php」をPCにダウンロードします。

Nextcloudのファイルをインストールする画面

そしてそのファイルをFTPソフトを使って、エックスサーバー上にアップロードします。私は[サーバーID].xsrv.jp の「public_html」直下に置きました。

アップロードした「setup-nextcloud.php」にブラウザからアクセスできる必要があるので、任意のサイトの「public_html」内におきます。

Nextcloudをセットアップする

あとはWebブラウザでhttps://[サーバーID].xsrv.jp/setup-nextcloud.phpにアクセスし、指示どおりに進んでいきます。

指示されるのは、

  • Nextcloudにログインするためのユーザー名とパスワードの設定
  • エックスサーバーでNextcloud用に作成したMySQLデータベース名・ユーザー名・ホスト名の入力

くらいです。

無事設定できるとログイン画面があらわれるので、さきほど設定したユーザー名とパスワードを入力すれば、自前のクラウドストレージサービスが完成です!

Nextcloud webからのログイン画面

まとめ

いまのところ、他の人とデータ共有をしたりはせず自分専用で使っています。

たとえば仕事で使う資料など、ネットで調べればゲットできるけれどいちいち調べるのも手間なのでどこかにまとめて置いておけると、職場に行けない・行かないときに便利だな、というものを置いたりしています。

予想はしていましたが、容量を気にせず使えてとっても便利です。

つぎは最近になって手を出しはじめたgit環境を取り入れてみようかなと目論んでいます。