前編の続きで、リーマンショックの洗礼を受けてから〜現在に至るまで、について書いていきたいと思います。

後期前半:FXをほそぼそ継続

リーマン・ショックでロスカットの憂き目にあったものの、それにこりず、ソニー銀行よりも、より少額から取引ができる外為どっとコムに場所を移し、より一層規模を縮小させ、取引を続けました。

そのとき手にしたNZドルのポジションは,スワップ目的でまだ保有しています。1NZドルが50円を切っていました!(いまは80円台)

リーマンショックによるショックがまだ生々しかった当時、そのポジションを持つことすらドキドキ。まだまだ円高が進んで30円台に突入してしまったりするんではなかろうか?とか思ったり。

それ以降の日本は、怒涛の総理交代・政権交代の時期。その頃から、ジワジワと(対米ドルで特に)円高が進行していきました。

とはいえ、リーマンショック直後と比較すればNZドルは円安でしたので、基本はスワップを目的とした中長期保有をしつつ、5円程度の幅で指値をして、ちょこちょこ売り買いしたりもしていました。

その後、南アランドドルも少々。リーマンショックでの経験を教訓に,保証金はよりたっぷりと確保した上で,売買も基本は1000通貨単位です。

後期後半:投資信託の積立開始

投資信託の購入を始めたのは、履歴を確認したところ、2011年でした。

その頃は、中村芳子さんや勝間和代さんの本などを読んで、「投資信託」という金融商品があることは知っていたものの、証券会社では取り扱う種類が多いため、どの商品を購入するかを決められず…。ズルズルとそのままになっていました。

そんな折、外貨預金を契機に長年使ってきたソニー銀行でも投資信託の扱いが始まり、これは良い機会かも!と投資信託による投資を始めてみることにしました。

取り扱う種類も多くなく、選びやすかったです。(ノーロードのものしか買うつもりがなかったので、なおさら)

このときは、アセットアロケーションなどは全く考えず,あくまで練習として、日経平均株価への連動を目指すインデックスファンドを、毎月1万円ずつ積み立ててみることにしました。

さらに半年ほどしてから,J-REITの積立もスタート。

そして1年ほど過ぎた頃、再びの政権交代。相場にも影響が出始めました。

当時は、長期保有(数10年単位)して資産形成していくという考えはなかったので、利回りが10%位になった辺りで、ああ満足!と、手持ちのファンドは売却してしまいました。売らずに持っておけば良かったかも。

それからまた少しの間は、政権が安定するのかどうか、株価にも影響がありそうだったので様子見し、交代は無さそうな流れだったので、積立を再開したのが一昨年の2013年頃です。

このときは、外国債券や外国株式に投資している商品も少し加え、以前よりは分散投資を意識し始めました(商品は、ノーロードのインデックスファンドOnlyです)

いま現在:作戦会議中

上にまとめた後期後半の間に結婚。子どもも授かり、徐々に将来へ向けた長いスパンでの資産形成を意識するようになっています。

しかしながらわが家の資産は、現時点では、約90%が預貯金で占められています。(私も投資は少額で試してきただけなので、結局ほとんどは預貯金)

証券会社などで用意されている積立のシミュレーションソフトを使うと、たとえ少額であっても複利効果は絶大で、まさに「時は金なり」(違いますが、笑)と感じます。

子どもももう一人授かれるのであれば欲しいですし、マイホームも欲しい派です。

なので、自分の投資は継続しつつ、今後、家族としてどのような方針で、どのように資産形成をしてゆくのか?ついて、少しずつではありますが、夫と意見交換・方針調整をしているところです。

以上、ざっくりとですが、私の投資経験についてまとめてみました。

あとがき

去年からNISA口座も始まりましたし、投資をする人は、これから更に増えていくのではないかと思います。

しかしながら「投資」というと、リターンの大きさばかり、または、リスクの大きさばかり、が注目されているようにも感じます。

リターンもリスクも合わせて考えていくのが大切ですが、どちらも絶対はない!ものなので、最初の一歩を踏み出すのが難しかったり、億劫になってしまったり…します。

ですが最近では、以前よりもさらに少額(500円とか1000円とか)から、積立投資が出来る金融機関・証券会社が増えてきています。

なので、もちろん自己責任で・自分のリスク許容範囲内で、ではありますが、もし少しでも「投資」に興味があるならば、少額からエイヤっと始めてみるのもアリではないかなと、個人的には思います。

自分の財産がかかっていると思えば、自然と色々気になって、アンテナをはったり、勉強したりしますし、少額であれば、損失をこうむっても、額の絶対値が少なく済むので。

少額で少しずつ経験を積んできた立場から、最後に少し語ってみました。