リビングにTVを置く必要はないかもしれない
昨年の6月頃に現在のアパートに越してきてから、リビングにTVを置いていません。
子どもにTVを見せないようにしよう! と思ったわけではなく、ただただスペース上の都合でしたが、意外と快適に過ごしているので、そのことについて書いてみようと思います。
息子の衣装ケースを置く場所、自分たちのモノを置く場所、息子の居場所などを考慮した結果、リビングにTVを置くスペースは残らず、いまは寝室に置いています。
目次
快適ポイント
ダラダラTVを見なくなった
これまでは、興味があって観ていた番組が終わっても、ついつい他に面白いものがないか?と探して、なんとなく見続けてしまうことが多かったです。
ですが、リビングにTVを置かなくなったことで、付いているけれど真剣には見ていない、なんとなく惰性で見ている、という状況がなくなりました。時間泥棒がいなくなった。
部屋が静か
TVが付いていないと、静かです。
私達はもう慣れてしまいましたが、遊びくる両親達いわく、静かで落ち着くそうです。
情報がいたずらに増幅されない
これは意識していませんでしたが、特に良かったことかもと最近では感じています。
どういうことかと言いますと、リビングにTVがあるときは、「情報収集」ということで、朝の支度をしながらTVを観ていました。そうすると、時間帯によって番組が変わったり、変えたりするものの、結局は、同じニュースを何度も何度も見聞きすることになります。
その結果、個人的に気に留めておきたいようなニュースが流れたとしても、無意識の内に何度も流されるニュースの方へと自分の中での重要度が上がっていってしまうことが出てきてしまっていたように思います。
また、毎日色々なニュースが報道されていますが、その件については、そこまで知りたくないなとか、はっきり言ってなんの興味もないな…という話題でも、TVが付いていることで、こちらの都合などお構いなしに、バンバン目や耳に入ってきていました。
さらには、コメンテーターがいるにも関わらず、「コレは困ったことです、コレは問題です」と言っている以上の中身がないのでは?…もっと個々の「意見」を聞きたい、と思うことも少なくありませんでした。
TVの代わりの情報源
現在は、購読している新聞とインターネットが主な情報源です。
もちろんそこにも、情報を発信する側の都合がいろいろと含まれています。ですが、TVと較べればまだ、入ってくる情報を自分でコントロールできる気がします。
そして、そこそこ真っ白な状態で、ある出来事について、自分なりの意見や見解を考えることができる。
そんなメリットがあるように感じています。
不便ポイント
傘を持たずに出かけてしまうことがある
これは、自分でスマホのアプリや新聞の天気欄をチェックすれば防げることなのですが…
午前中は晴れているけれども、午後から、または夕方から天気が崩れるというとき、ついうっかり、降られてしまうことがあります。
自分だけなら仕方ないとあきらめればよいのですが、いまはもれなく息子が一緒なので、気をつけなくてはいけないなと思いつつ、ついついまだうっかりしてしまいます。
子ども向け番組を見る機会がない
実家に遊びに行った際、NHKの教育テレビを付けることがありますが、そうすると、楽しそうに、食い入るように観ています(笑)
長年に渡り子どもの心を引きつける術を蓄積してきた番組は、すごいですね。
見ていると、親も一緒になって遊んだりできる内容も多いので、今日一日何をして遊べばいいんだ…というときにも有難いですし、親の気もまぎれます。
私も小さい頃は『おかあさんといっしょ』が大好きで、いつも見ていました。楽しみにしていた記憶もあるので、休日の朝、寝室でそのまま一緒に観たりするのもいいかな、とは思ったりします。
TVはまったく観ていないのか?
観ています。ただ、TV画面では、ほとんど観ていません。
どうやって観ているかといいますと、SONYの「nasne」という製品を使い、無線LAN(Wifi)経由でスマホやタブレットにストリーミングして観ています。
nasneを少しだけ紹介
この「nasne」という製品、とても便利なのですが、あまり広告を見かけないため、知名度が少々低いかもしれません。どういうものなのか簡単にまとめますと、以下のような、何気に便利な製品です。
- チューナーがついており、TVを視聴・録画できる
- 家庭内の無線LAN(Wifi)につなぐことで、電波の届く範囲内であれば、家の中のどこからでもTVを視聴できる(※1)
- ハードディスクが内蔵されており、複数台つなげていくことができる(※2)
- 同じネットワークに接続したPCなどから、内蔵のハードディスクに、写真や動画を保存することもできる
※1:2名同時にアクセスし、別々の番組を視聴可能。ただしモニタは付属していないので、視聴の際は、TV、PC、スマホ、PSP、Walkmanなどが必要。
※2:それぞれにチューナーが付いているので、増やせば増やすほど、同時録画できる番組数が増える。
nasneの弱点
弱点は、録画した番組の編集・消去ができないところです。これは、意外と物足りない点です。
再生に関しては、ネットワーク経由で自動的にチャプターが入るため、簡単にお目当ての部分へとたどり着けるのですが、HDの容量を食われがちです。
そんな訳で…まとめ
TVをまったく観ていない訳ではないですし、TVを楽しんでもいますが,リビングに置かないというのもアリだな、と思うようになったわが家のエピソードでした。
おまけ
今のTVは、まだモニターにドン!と場所をとられる形ですが(ブラウン管の頃と比べれば、かなり薄くなりましたが)、現在、折りたためたり、曲げたりすることができるディスプレイの研究開発も進められているそうです。
なので、何年後かには、TVに場所を取られなくなったりするのかな、と想像したりしています。(もしくは、スター・ウォーズの世界のように、ホログラムになったり?)
将来、どういう製品が普及するようになるのか、楽しみです。