10/31の衆院選。この日が日本に民主主義が残るかどうかの最後の分岐点じゃないかという思いから注目しています。

とにかく投票に行ける人は行きましょう。誘い合って行きましょう。

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今回は特にわかりやすい構図

今回は野党共闘の気合が入っているので、ほぼ全ての選挙区で「自民・公明・維新」vs「それ以外か(ほぼ立憲民主、ときどき共産・社民・国民民主・れいわ)」が成立しています。

安倍首相・菅首相・岸田首相と10年ほど続いてきた自民党(と公明党と維新の会)中心の政治で、自分たちの生活がよくなった、子どもや孫など次世代の未来も明るい、COVID-19の対応も及第点、と思えるなら、自民党と公明党と維新の会の候補者に。

そうは思えないなら、それ以外の立憲民主(や共産や社民や国民民主やれいわ)の候補者に。

という、とてもわかりやすい選挙戦になっています。

少しでもましな候補者に投票するのみ

最近のオーディション番組のように自分のイチ推しの候補者に票を投じられたらいいのでしょが、残念ながら、すべての主義主張に満足できる候補者に出会ったことは私もありません。

なので、ほんの少しでも主義主張に賛同できるほうに。そして、所属している「党」により賛同できるほうに投票してきました。

ほとんどの党では国会で何かしらの法案の採決をおこなうときにはほぼ必ず「党議拘束」がかかります。

党議拘束とは、党が決めた方針は絶対。反対する奴はどうなるかわかってるよな? というもの。小泉首相のときの郵政民営化のときのあれこれがまさに象徴。

なので、党の中枢にいる人たちの主義主張が自分と近い候補者に投票するというのも、大切なことだと思います。

私個人は、

  • 自民党の改憲案は論外
  • 選択的夫婦別姓に賛成
  • 消費税アップなんて論外

なので、今回の衆院選も自分の選挙区での投票先はちゃっちゃと決まりました。
もちろん他にも、性的同意年齢の引き上げや同性婚、外国籍の人々への対応、インボイス制度など、争点いろいろ。

あとは、比例代表の方も(党が獲得した票数に応じて、党がそれぞれ出している名簿順に当選するという選挙制度)党の候補者名簿に載っている顔ぶれの男女比から、さくっと決めました。

ジェンダー平等への姿勢にも注目

今年はコロナ禍もあり、そこまで話題にはなっていませんでしたが、毎年発表されているジェンダーギャップ指数、2021年も日本は153カ国中120位という、下から数えたほうが早い順位でした。

とにかく日本では「経済」と「政治」で男女の偏りが大きいことがその原因です。(人数や賃金格差)

なので、比例代表は、男女の偏りが他の党とくらべて少なく、政府目標の35%に到達している政党に投票予定です。

現与党が政府目標の数値を達成していないって、そもそもどうなのさ!?
【グラフでみる】女性候補者は17.7%、自公は1割満たず。ゼロ〜1人は17県 衆院選2021 | ハフポスト

女性として、参政権がなく(投票する権利がない)自分の関わりのないところで物事が決められてきた時代に戻りたくないですし、過去に参政権のために戦ってきた女性たちの歴史からも、一票を無駄にしたくないですね。

自分たちで決められるということ

いま私たちが手にしている、自分たちの票で代表者というか代理人が選べるという権利は、あっという間に奪われてもおかしくないものだったり、実態のないものにされてしまうもの、そういうとても脆いものだという意識があります。

それはまさに、最近の香港であったり、ミャンマーであったり、ロシアであったり、ハンガリーであったり、アフガニスタンであったり、トルコであったり。

なので、選挙ではとにかく投票して、自分たちで国の方向性を決められる権利を手放さない、手放すつもりもなど毛頭ないことをアピールする。それが自分の子ども達や次世代への責任だなと思います。

日本でもこれまでタブー視されてきた(ような)政治に関する言及を積極的にする芸能界の若手世代も出てきつつあるので、日本も変わってきているのだと思います。願わくば、その一人ひとりの変化が国の変化に間に合えばよいな。そして間に合うかどうかの分岐点が、10/31だと思います。

一人でも多くの人が投票所へ足を運んでくれますように!

そしてさらには、つんく♂さんも言っているように、投票して終了ではなく、その後も見続ける、違うと思ったら声をあげる、良いと思ったら応援する。

それも当たり前になったらいいなと思います。