auからmineo へ(1): 新しいSIMフリー端末を決めるまで
かれこれ10年以上auユーザーだったのですが、先々月からmineoユーザーになりました。
それまでも値段の安さからMVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者 = 「格安ケータイ会社」)[^1]が気になっていたものの、
- 手持ちの iPhone 5s は非対応(使えないことはないが、正式な対応は無しとされていた)
- まだまだ壊れる気配もない
ためズルズル使い続けていたのですが、旅先でiPhoneを海没させ、呆気無くご臨終と相成り…。
それをきっかけに重かった腰をあげ、約1週間という短い期間で諸々の手続きをすませ au から mineo に乗り換えました。以下、そんなバタバタだった流れを振り返ります。
目次
スマホの使用状況
auとの契約中は、以下のような感じでスマホ(iPhone 5s)を使っていました。
- 自宅と勤務先は Wi-Fi が使えるので、回線を利用するのは(ほぼ)移動中のみ
- 主な用途は、SNSとブログなどのネットサーフィン
- ゲームや動画再生は、ほとんどしない
- カメラをよく使う(おもな被写体は、わが子!)
- 通話は、平均すると月に5分あるかどうか程度
なので、回線速度へのこだわりはそこまでではなく、データ通信量も毎月2〜3GBあれば十分。また通話もさほどしないことから、auとの契約を継続していくとなると毎月の支払い額が高いな…とは思っていました。
そんなわけで、iPhone 5sを(海)水没させてしまった時点で、auとではなくMVNO(格安ケータイ会社)への契約の乗り換えを前提に、新しいスマホ選びを急いで始めました。
新しいスマホ選び
MVNOと新しく契約する(転入)には、SIMロック(au、docomo、softbankでしか使えないようにされている状態)が解除されている端末、または、SIMフリー(SIMロックが設定されておらず、どの通信会社でも使える)端末があれば、それをそのまま使うことができるのですが、今回の私は、「端末の故障」が格安ケータイへと乗り換えるそもそものきっかけだったので、新しい端末探しからスタートすることになりました。
iPhone それとも Xperia?
SIMフリー端末もわりと選択肢が出てきていたので、新しい端末選びには、以下の2つの条件を設けることにしました。
- 画面サイズは5インチくらいまで
- 予算は5万円くらいまで
大画面スマホの方が種類が豊富なのですが、片手で扱えるサイズが良かったので、画面が小さめのものを探しました。また予算はやや高めですが、5万円程度までとしました。
その結果、画面サイズが小さいものはかなり種類が限られており、SONYのXperia Z5 Compactか、AppleのiPhone5cの2択になりました。(2016年7月当時の状況)
決め手は、SDカードへの対応
これまでiPhone 5sを使ってきていたので、iPhone 5cなら使い勝手は変わらないはず。一方、iPhone 5sにする前はSONYのXperia Acro HDを使っていたので、Androidスマホにも馴染みはある。。。
なので、どちらにするか迷いに迷ったのですが、最終的には「端末の容量」で決めました。
これまで使っていたiPhone 5sに特に大きな不満はなかったのですが、唯一もどかしい思いをさせられることが多かったのが「SDカードなどの外部メモリが使えないこと」。(もちろん、外付けするガジェットは売られてたりはしますが、わざわざ付けるのはイヤ)
特に、子どもが生まれてからというもの、ほぼほぼ毎日子どもの写真やムービーを撮っているので(!?)、16GBモデルのiPhone 5sでは、容量がすぐに一杯になってしまい、撮りたいときに「容量が足りません」と言われシャッターチャンスを逃してしまうこともしばしば…。そしてそれが地味にストレスになっていました。
撮った写真やムービーは、GoogleフォトとDropBoxに同期させていたので、古いものからどんどん消していけばよいのですが…オンライン上のデータにアクセスするとデータ通信量が増えることから、すぐに削除出来ずにいました。また、あれも可愛い、これも可愛いというので、なかなか消せないジレンマも(笑)
容量が問題ならば、iPhoneの64GBモデルにするのもアリか? というのも少しは考えたのですが、さすがにそれでは予算オーバー過ぎ!
ということで、SDカード対応で容量を自由自在に操れる方が自分には合っているだろうと思い、新しい端末はXperia Z5 Compactに決めました。
新品か中古か? SIMフリー版か国内版か?
ということで、どの端末にするかは決まったので、次はXperia Z5 Compactを、どのような形で購入するかについて、リサーチしました。候補は以下の2択。
- 中古の白ロム(docomoで使われていたもの)
- 新品のSIMフリー端末(グローバル版 とも呼ばれる)
そして、ここがまた格安ケータイへの乗り換えで個人的にややこしかったところなのですが、 格安ケータイ会社はdocomoやauの回線を「レンタル」して提供しているので、SIMロックが解除されていなくても、その中古端末が契約する格安ケータイ会社が(レンタルして)提供している回線と同じ回線で使われていた端末であれば、そのまま使えます。
そして、前の所有者が契約してしていたau、docomoなどの携帯会社によるSIMロックが解除されていない中古端末を「白ロム」と呼びます。
なので、もし「白ロム」が安ければ、中古端末のXperiaを買ってもよいかなと思ったのですが、調べてみると、新品でも中古(白ロム)でも価格はほとんど変わらなかったので、新品のSIMフリー端末(契約する回線の縛りがない端末のこと。日本だけでなく世界中で使えるので、「グローバル版」とも呼ばれる)を買うことにしました。
Xperia Z5 Compactを販売しているdocomoと契約して、まず新品を購入(Xperia Z5 Compactは、auでは未販売)。そして契約期間の禊が開けたらSIMロック解除 → MVNO との購入方法も一瞬考えてみたのですが、手間を想像してすぐにやめました(笑)
グローバル版の Xperia Z5 Compactは「技適」も通っているので、国内でも問題なく使えます。
新品端末は、Etoren(イートレン)にて購入
SIMフリー版(グローバル版)端末の購入先としては、「Expansys(エクスパンシス)」がわりと有名だと思うのですが、私は次点くらいで有名だと思われる「Etoren(イートレン)」で購入しました。(ちょっとだけ安かったからだったかな)
世界中の家電商品を日本語で買える海外通販サイト【Etoren.com】
支払いはPayPal経由でのUSD払いでしたが、円換算の結果は4万8千円ほどで、Amazonで買うのとほとんど変わらなかったです(;^ω^)
以上、格安ケータイ会社で使うための端末を購入するところまできました。
次の記事では、契約する格安ケータイ会社(MVNO)を決めて、契約の申し込みをするまでについて書いています。