映画『小さいおうち』を観ました
今さらですが、TVのロードショーで山田洋次監督の『小さいおうち』を観ました。
原作は未読でしたし、戦争についてもふれられているような作品に対してこのような表現が似つかわしいか迷うところですが、おだやかに観ることのできる映画でした。
原作は、中島京子著『小さいおうち』。
カメラ目線で台詞を言う場面が多いのは『東京家族』と同じく、小津安二郎監督リスペクトなのでしょうか。
妻夫木さん演じる大学生のケンジ君、ずいぶんと戦前の流れに詳しいな(笑)と思いつつ、倍賞さん演じる晩年のトキが放つ言葉に、ときどきドキリとさせられました。
「ちっとも暗い時代じゃなかったよ。楽しかったよ~」
時代の逆行がないよう、安易な思考に走らないよう、願います。
WEBで読む – 戦争のつくりかた(twitterで流れてきたのですが、目を通してちょっとドキッとしました)