2歳になり、自己主張が出てきたものの、まだ上手く自分の要望を伝えられず、結果的に、すぐ泣く!という息子の反応に悩まされていたました。

そんなわけで、何かヒントがないか???と思っていたときに読んでみた本(『子どもが聴いてくれる話し方と子どもが話してくれる聴き方 大全』)のお話です。

目次

イヤイヤへの対応、どうすれば?

イヤイヤ期の子どもの対応をどうすればよいのか?と思い、ネットの海を漂って調べてみると、よく目にしたのが、「まずは、子どもの気持ちを受けとめてあげましょう」との言。

ですが、この「受けとめる」という言葉が、私にとっては曲者で。

いやいや、そんな、こちらからしてみたらイチャモンのような子どもの反応を、なぜ受けとめないといけないの!?ちょっと、無理なときもある、というか無理だわ、と思っていました。

「受けとめる」=「共感する」と思い込んでた

調べてみれば、「受けとめる」という言葉に、同意する、肯定する、はたまた共感するの意味合いは含まれていません。

うけとめる【受(け)止める】の意味 – goo国語辞書

ですが、なぜか、そう思い込んでいました。

なので、「受けとめてあげましょう」と書かれているけれど、「”受けとめる”(共感する)なんて無理…」とモヤモヤする一方、「”受けとめて”あげられない」ことで、息子と不毛なやり取りをしているのでは…?という不安もあり、折り合いをつけるための手がかりを求めてもいました。

「受けとめる」って、どういうこと?

そこで、もしかしたら何かヒントがあるかも?と買ってみたのが、TwitterのTLで知った『子どもが聴いてくれる話し方と子どもが話してくれる聴き方 大全』です。

本では、いくつかの場面を例に挙げ、

  • どのような話し方をしたら、子どもにこちらの気持ちが伝わるのか
  • どのような話し方をしたら、子どもも対応しやすくなるのか

について、さまざまな体験談をベースにしながら、綴られています。

事例として出てくる子どもの年齢も、3歳くらいから10代と幅広く、2歳の息子にも参考になりそうでした。

また各事例の冒頭では必ず、

「こういった言い方をされたら、あなたはどう感じる?」

と読む側に、子どもの立場を(追)体験するような構成にもなっていました。(とてもわかりやすい)

この記事を書いている今は、まだ読み進めている途中なのですが、そこで早速、衝撃を受けた記述と出会いました。

「受けとめる」=「認める」こと

衝撃を受けたのは、第1章「子どもが自分の気持ちをうまく処理できるように助けよう」の章末にあった、Q&Aのなかの1つです。

Q.子どもの気持ちに同意しているということを、子どもに知らせるべきだと言われるのですか?

A.子どもたちは気持ちに同意してもらう必要はありません。ただ認めてもらう必要があるのです。
「あなたは正しいわ」という言い方は、そのときは満足できるかもしれませんが、かえって、子どもが自分で物事を考えることを妨害する可能性があります。

なるほど!と。

これを読んだことで、自分が、「受けとめましょう」=「共感(同意)してあげましょう」と勘違いして、そんなの無理無理…と不毛に悩んでいたことが分かりました。

そんな訳で、対応するときの気持ちはちょっと楽に

このQ&Aを読んだ結果、

これまでは、息子のグズグズの裏にある気持ち(たとえば、「歯を磨きたくない」とか「もっと遊びたかった」とか「自分で○○したかった」とか「出来なくて悔しい」など)をぶつけられても、こちらにもこちらの都合があるのだから、同意するなんて無理!、と思っていたわけですが、

「イヤなんだね」とか「遊びたいんだね」とか「やりたかったんだね」とか「悔しいんだね」と、ただただ、いまの子どもの気持ちを認めればいい

というか、主張をオウム返ししてあげるだけでもかなり上々の対応なのだと分かり、イヤイヤに向き合う上で、わりと気持ちが楽になりました。

これまではそういう言葉を返すときは、こちらもその気持ちに「同意」というか、「共感」している必要がある。そんな風に思い込んでいたのですが、共感してあげる必要はなかったのですね。

とはいえ、まだようやく半分ほど読み終わったばかり。残り半分、読み進めていきます!