先月は懐かしの漫画『赤ちゃんと僕』を読んだり、ドラマ化された『重版出来』の原作を読んだり、江國香織さんの短編集『犬とハモニカ』を読んだりしました。

  • 羅川真里茂 『赤ちゃんと僕』

    『赤ちゃんと僕』を読んだのは、おそらく中学生以来ぶりくらい?あの小憎たらしい可愛さの実くんも、2〜3歳くらいの設定だったのですね。実くんとくらべると、うちの息子の方が大人っぽく感じるときもあれば、実くんの方が流暢に話しているなと思うときもあり、食べ方はうちの息子の方がうまいなとか。ついついそんな目線でも読んでました(笑)

    シングルファザーだけどよくやってるなとか、拓也くんほんとに頑張ってるなとか、藤井家6人兄妹はやっぱり凄いなとか、8人家族であの間取りかとか、セクシャルマイノリティとか、離婚家庭とか、いじめとか、ペット遺棄問題とか、親子関係とか、描かれた年代を反映したバブリーな香りは少しあれど、幅広い登場人物に話題設定、いま改めて読んでも面白かったです。

  • 松田奈緒子『重版出来』

    ドラマは見ていないのですが、野木亜紀子さん脚本だったことを後から知りました。評判も上々だったので、いずれドラマも観てみたいところ。出版業界という、不規則勤務で結構ブラック化しやすいマッチョな世界を、どういう風に調理したのかも気になります。

    漫画はパワーがあって面白かったです。1冊の本が出版されるまでの間に、さまざまなドラマがあって、大勢の人たちの力があって。本が売れなくなったのは、本以外の娯楽が増えたからだと思いますが、「本」というものが無くなることも決してないと思っています。

    まだまだ連載中の作品なので、今後もチェックしていきます。

  • 江國香織『犬とハモニカ』

    短編集です。表題作は、空港を舞台に、その場にいる人たちにあの人はあんな人なのかな?と想像させながら、それぞれの物語が展開され、あんな人なのかな?との互いの想像はいろいろと裏切られているという、江國さんらしさ満載の短編でした。

    他にもいろいろと、テイストの違う短編が色々と。”短編小説を書くことは、いつも旅に似ています。”とあとがきにも書かれていましたが、読んでいるとその通りに、なんだか旅した気分になれます。読んでいて立ち昇ってくる空気感とか。

    源氏物語の現代語訳を競作したという「夕顔」も、光の君目線ではなく、夕顔目線での展開が新鮮で面白かったです。

8月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:203
ナイス数:4

犬とハモニカ (新潮文庫)犬とハモニカ (新潮文庫)
読了日:08月18日 著者:江國 香織
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読了日:08月17日 著者:
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読了日:08月13日 著者:

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