2019年10月中に読んだ本

今月もおもに図書館本でぼちぼちと。

話題になっていた『ケーキの切れない非行少年たち』も読めました。

もっと早い段階でなんらかの支援ができていたら…という著者の葛藤と、それでもとにかく目の前にいる子ども達に自分のできることをしていきたいという著書の行動力と。

最終章の脳機能とからむ議論については、まだまだ学問分野的にも確立された見解ではなく、あくまで可能性の一つとして考えられるというものだと思いますが、それでも、光の当て方としては大事な視点だと個人的には思いました。

あとは、ちょっと楽しみにしていた『沈黙する教室』もやっと読めたのですが、うーん…事実としては興味深いものだったのですが、訳かな…没頭しにくくかったです。でもこの本を読むことで、ベルリンの壁ができる前は、東西間の行き来はわりとできていたのだなということを今更ながら知ったり。

この本をもとにした映画も公開されていたので、そちらもいずれ観てみたいと思ってます。

あとは、久しぶりにふと引き寄せられて、瀬尾まいこさんの本を読みました。
一見冷めている感じなのですが、熱く優しい登場人物たちがほんとうに愛おしくて。ほっこりと力をもらえるので、今月は別の作品もいろいろと借りて読んでみています。
2006年に公開された映画の『幸福な食卓』(原作が瀬尾まいこさんの同名小説)も、北乃きいちゃん好きということもありますが、すごく染みた記憶があります。

あとは、精霊の守り人シリーズの外伝『風と行く者』。これで、守り人シリーズは刊行されているものは全部読み切ったかなと思います。外伝は、バルサの少女時代 with ジグロ のエピソードが多くて、子どもからの視点と大人になったからこその視点、両方を味わえました。

10月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1473
ナイス数:24

ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)
読了日:10月24日 著者:宮口 幸治
春、戻る春、戻る感想
瀬尾さんの書く人たち好きだなあ。どこか冷めてるのだけど、一方でとても熱くて暖かくて。
お父さんもいい先生だな。でも一方では子どもとの関係に重い悩みを抱えていて。
とにかく、あたたかな気持ちになる素敵なお話でした。
読了日:10月15日 著者:瀬尾 まいこ
沈黙する教室 1956年東ドイツ—自由のために国境を越えた高校生たちの真実の物語沈黙する教室 1956年東ドイツ—自由のために国境を越えた高校生たちの真実の物語感想
題材としては興味深いのだけど、映画を見ていない状態だと背景となる社会情勢の知識不足とあいまってか、いまいち入り込めなかった。どうも読みにくい訳だった…。
でもかの国でもきちんと記録が残されていて、いまの日本のやばさをどうしても感じてしまう。
読了日:10月09日 著者:ディートリッヒ・ガルスカ
軽装版 風と行く者 (軽装版 偕成社ポッシュ)軽装版 風と行く者 (軽装版 偕成社ポッシュ)感想
しみじみと染みる物語でした
読了日:10月04日 著者:上橋菜穂子
あの世からのことづて―私の遠野物語 (ちくま文庫)あの世からのことづて―私の遠野物語 (ちくま文庫)感想
現代の遠野物語ということで集められた逸話集。オカルトということではなく、しみじみとする何かがある。
読了日:10月02日 著者:松谷 みよ子

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