2022年8月中に読んだ本
先月は5冊。初読みの作家さん中心でした。
今村夏子さんの『星の子』と町田そのこさんの『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』はAmazonのKindle Unlimitedに出ていて手に(?)取りました。
町田そのこさんは鮮やかな景色が見えるような作品で、ご本人も磨いたという冒頭の一文で世界に引きずり込む力が本当に強かったです。 そして今村夏子さんは、巻末で小川洋子さんと対談されてましたが、作品が醸し出す空気感が似ていらっしゃるかもと思いました。日常を描いているのに、どことなく不穏な気配が漂う感じというか、そういうところが。
宇江佐真理さんも初読みだったと思います。杏さんがYouTubeでちらりと紹介されていて気になって手に取りました。
▼ こちらの動画内で触れられてました
私はわりと司馬遼太郎の新選組視点に染まっているので、榎本武揚さんになんとなくいい印象を抱いていないところがあるのですが(笑)、歴史に記録されていない男装した通詞という設定は、史実をもとに作者の想像をふくらませた創作とのことですが、時代性からありえなくもないことかなと思ったりしました。
あとはジェンダー関連で気になって手にした作品と、ほんわりした気分になりたかったときに手にした森沢さん作品でした。
8月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1526
ナイス数:33
アラミスと呼ばれた女 (講談社文庫)の感想
杏さんがYouTubeで推されていたので手にとった作品。小説ならではの醍醐味がありました。
読了日:08月17日 著者:宇江佐 真理
星の子 (朝日文庫)の感想
巻末に含まれていた小川洋子さんとの対談もとてもよかった。ラストシーンについての話とか。
読了日:08月16日 著者:今村夏子
女も男も生きやすい国、スウェーデン (岩波ジュニア新書)
読了日:08月13日 著者:三瓶 恵子
エミリの小さな包丁
読了日:08月11日 著者:森沢 明夫
夜空に泳ぐチョコレートグラミー (新潮文庫)の感想
絵心はまったくないけど、描きたくなるような小説だった。
読了日:08月07日 著者:町田 そのこ
読書メーター