先月は漫画ふくめ7冊。内訳はKindle Unlimited 5冊と購入本2冊でした。

購入本のうちの1冊は『海街diary』のスピンオフ的新連載作品の『詩歌川百景(うたがわひゃっけい)』。(Google入力ではまだ一発変換されず)

『海街diary』最終巻の1話からつながる物語で、スズの血のつながらない弟・和樹が主役となります。

吉田さんの作品には、何らかの事情で「子どものままでいることを許されなかった子ども」が描かれることが多いなと思うのですが、新作の『詩歌川百景』もその流れに連なるものかと。

彼らが子どもでいられなかった事情は、性暴力であったり、飛び抜けた何かであったり、親との別れであったり、頼れない親であったりとさまざまですが、その境遇を生き抜いてきた子ども達が得られなかったものを取り戻していく、あるいは与えられ成長していく姿が描かれることが多いかと思います。

新作の『詩歌川百景』は登場人物が多く、まだまだ背景が明かされていない人物も多いので、どのような話になっていくのか。

辛辣に描かれている母世代に挽回の余地は与えら得るのか!? などなど。注目しながら、ゆっくり今後の展開を見ていきたいなと思います。

あと漫画つながりでは、Kindle Unlimited で読めたヤマシタトモコさんの『違国日記』も好きな感じだったので、続きが気になってます。

11月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1539
ナイス数:38

違国日記 1 (フィールコミックス FCswing)違国日記 1 (フィールコミックス FCswing)
読了日:11月29日 著者:ヤマシタトモコ
詩歌川百景 (1) (フラワーコミックス)詩歌川百景 (1) (フラワーコミックス)
読了日:11月27日 著者:吉田 秋生
アイデアのつくり方アイデアのつくり方感想
本棚で醸されていたものを発掘。たしかにこれはどの分野でも通用するやり方で、同時に書かれているように大変な作業でもある。でもうまずたゆまず続けるしかない。
読了日:11月23日 著者:ジェームス W.ヤング
モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方 3歳 〜 12歳 の子ども対象モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方 3歳 〜 12歳 の子ども対象感想
タイトルはラノベのように長いけど、内容はとてもわかりやすかった。子どもを一人の人間として(親として出来る範囲で)遇していきたい。
読了日:11月17日 著者:島村 華子
手と目と声と (角川文庫)手と目と声と (角川文庫)
読了日:11月16日 著者:灰谷 健次郎
目がみえない 耳もきこえない でもぼくは笑ってる 障がい児3兄弟物語 (角川つばさ文庫)目がみえない 耳もきこえない でもぼくは笑ってる 障がい児3兄弟物語 (角川つばさ文庫)感想
お母様が書かれたあとがきがとても心を打ちました。 なにもかもしてあげることがやさしさではない。意気込みすぎなくていい。だれでも「生きづらさ」をかかえる可能性はある。どんな人でも自分らしく生きられる世界でありますようにと。 子ども達も大きくなったら読んでみて欲しい。
読了日:11月12日 著者:佐々木 志穂美
黄金の王 白銀の王 (角川文庫)黄金の王 白銀の王 (角川文庫)感想
骨肉の争いを止めるために歯を食い縛りながら歩み続けた二人と、そこから続いていく未来への物語。じわっとくる読み応えがありました。
読了日:11月03日 著者:沢村 凜

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