先月は3冊。

4月に江國香織さんの本をいろいろ読み返していた続きで、読みたくなっていた『間宮兄弟』を。あとは、オットが買ってきていた良い睡眠をとるためのガイド本のような『SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術』と、祖母が新聞の広告をみて送ってくれた、とある幼稚園の園長先生が書いた育児書(?)『日本一めんどくさい幼稚園』でした。

江國香織『間宮兄弟』

江國さんが書く小説の登場人物は、普通そうに見えて、浮世離れしているというか。世の中に適応していそうで、確固たる自分だけの世界をもっているというか。生きていくために、ある種自分なりの儀式をもっている人たちが多くて、読んでいてなんだか自由な気分になります。

間宮兄弟は、一般的にはさえないと評される男兄弟ですし、実際、恋愛に関しては、小説内で言及されているような行動を取られたら引く人多数だと思われますが、大人になったいまも2人で楽しく暮らしています。野球のスコアをつけたり、パズルをしたり、読書をしたり、恋をしたり。

佐々木蔵之介さんとドランクドラゴンの塚地さんで映画化もされています。(2006年、森田芳光監督; Amazonプライムビデオで観られます)

わりと久しぶりに読み返したのですが、あたたかく愉快な気分になりました。

ショーン・スティーブンソン『SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術』

オットが買ってきた本です。質の良い睡眠をとるためには、どのような点に気をつければいいかということが書かれている本でした。

著者は、もともとスポーツをやっていたそうなのですが、体を壊しリタイア。医者からも完治は難しいと言われていたそうなのですが、あらためて大学で理論を学びながら改善に取り組んだところ、ふたたび動けるようになり、トレーナーとして働いている人でもあるそうです。

  • 寝る前にスマホはいじらない
  • カフェインは午後2時以降はひかえる
  • 飲酒は眠りを浅くするのでひかえる
  • 適度な運動をする
  • 陽の光を浴びて体内時計をととのえる

など、書かれていることはそこまで目新しいものではないのですが、データや体験談などから丁寧にわかりやすくまとめられていて、読みやすい本でした。

原田小夜子『日本一めんどくさい幼稚園』

新聞の広告で見かけたからと、祖母が送ってくれた1冊でした。

東京八王子市にある武蔵野幼稚園の園長先生がかかれた幼児教育本です。育児に関する本は、いろいろ相性がありますが、この本は、子育てで心掛けていたいと個人的に思っていた要素が多く含まれていました。

はじめはココに本の感想を書いていたのですが、長くなったので、別記事にしました。

[感想はこちら]
【読了】『日本一めんどくさい幼稚園』:かなり共感できた幼児教育本でした

今月はドラマになった『逃げるは恥だが役に立つ』を読み進め中です。巻末のあとがきが毎回面白い!

それではまた。

5月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:836
ナイス数:5

間宮兄弟間宮兄弟
読了日:05月21日 著者:江國 香織
日本一めんどくさい幼稚園日本一めんどくさい幼稚園
読了日:05月19日 著者:原田 小夜子
SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術
読了日:05月13日 著者:ショーン・スティーブンソン

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