2020年4月中に読んだ本
4月末にAmazonが提供している「Kindle Unlimited」サービスに加入しまして、そこから色々読みました。
個人的には、かなりサービスの恩恵にあずかってます。(出版側からすると投げ売りされたり正当な対価が得られないなどの問題もある…!?)
【STAY at HOME】Kindle Unlimited 契約しました - 日なたの縁台
図書館本は、感染症による緊急事態宣言前に借りていた1冊のみで、『足をどかしてくれませんか。——メディアは女たちの声を届けているか』を。
遅れている遅れているといわれることが多くなった「メディア業界」や「官僚社会」の内情について、女性側から見えている景色について語られた本です。 2019年12月発売の本なので、「いま」がよくわかります。
性別と年齢構成のデータは、ああ…とため息。
ただ、今回の執筆陣の顔ぶれから、ジェンダーに関することは「キラキラしい」「華々しい」なにかを持っている女性でないと発言してはいけないのか!? という感覚が醸成されてしまうのも残念なので、本書でも言及がありましたが、栗田隆子さんの『ぼそぼそ声のフェミニズム』も読んでみたいと思います。
あとはすべてKindle Unlimitedで読めたものです。
- 『バッテリー』
超有名作品、あさのあつこさんの少年野球(をめぐる)小説、はじめて読みました。 なるほど、こういうストーリーだったのかと。
しかし、主人公たちは小学生・中学生なのに、なんて大人びてるんだ…。
でも、そう生きていくしかない人間の「業」と、それになんとか食らいついていかなくてはいけない側の「覚悟」のようなものが描かれていて、これを登場人物たちと同年代のときに読むのはきつかったかもなと思ったりもしました。
- 『あすなろ坂』
里中満智子さんの漫画です。これも知ってはいたけれど、読んだことはなかったお初作品。 幕末から第二次世界大戦後までを描いた、歴史ベースフィクション的な。
自分のなかで自然と醸成されていた「女性も一人の人間」「女性にも選択の自由がある」「女性も強くあっていい」という感覚、どこから来てるんだろうとふと思うことがあったのですが、里中さんの描かれるものも一役買ってたんじゃないかなと思います。 持統天皇を描いた『天上の虹』や孝謙・称徳天皇を描いた『女帝の手記』とか。
- 『天智と天武』 1巻
無料公開分の1巻だけですが、なるほど、この説ベースのお話かと(聖徳太子の処理の仕方について)。
さきほど挙げた里中さんの作品とも時代が重なのですが、孝謙・称徳までは「天武系」がつづいていたのが、その後から「天智系」に戻ったんだよなとか、そういう歴史的背景もおもしろい題材です。
課金を検討中。
- 『天上の飲み物』
久しぶりの三浦しをんさんの作品。さらりと読める長さでした。
2020年4月の読書メーター 読んだ本の数:14冊 読んだページ数:4179ページ ナイス数:20ナイス
https://bookmeter.com/users/42626/summary/monthly ■あすなろ坂 (5) (講談社漫画文庫) 読了日:04月29日 著者:里中 満智子 https://bookmeter.com/books/74833
■バッテリー (6) (角川文庫) 読了日:04月29日 著者:あさの あつこ https://bookmeter.com/books/568616
■バッテリー (5) (角川文庫) 読了日:04月29日 著者:あさの あつこ https://bookmeter.com/books/568615
■バッテリー (4) (角川文庫) 読了日:04月29日 著者:あさの あつこ https://bookmeter.com/books/568614
■バッテリー 3 (角川文庫) 読了日:04月29日 著者:あさの あつこ https://bookmeter.com/books/568612
■あすなろ坂 (4) (講談社漫画文庫) 読了日:04月28日 著者:里中 満智子 https://bookmeter.com/books/74834
■バッテリー (2) (角川文庫) 読了日:04月28日 著者:あさの あつこ https://bookmeter.com/books/568609
■バッテリー (角川文庫) 読了日:04月28日 著者:あさの あつこ https://bookmeter.com/books/568605
■あすなろ坂 (3) (講談社漫画文庫) 読了日:04月27日 著者:里中 満智子 https://bookmeter.com/books/74832
■あすなろ坂 (2) (講談社漫画文庫) 読了日:04月27日 著者:里中 満智子 https://bookmeter.com/books/74831
■天智と天武 1 -新説・日本書紀- (ビッグコミックス) なるほど、これは面白い!1巻しか読めてないけど、聖徳太子と入鹿はどう扱ってるのだろう。同一人物設定?言及なし? 読了日:04月27日 著者:中村 真理子 https://bookmeter.com/books/6086286
■天上の飲み物 読了日:04月27日 著者:三浦しをん https://bookmeter.com/books/9818031
■あすなろ坂 (1) (講談社漫画文庫) 読了日:04月26日 著者:里中 満智子 https://bookmeter.com/books/60903
■足をどかしてくれませんか。——メディアは女たちの声を届けているか 武田さんが言うところのわかっている側として本を手にとったので、 書かれていることはもうお馴染みのものだけど、ブルボンヌさんはじめとした座談会、おもしろかった。そして、メディア業界や霞ヶ関の性別と年齢構成のデータをはじめて見たが、これは感覚がずれるのもむべなるかな…という感想しかなかった。 次は『ぼそぼそ声のフェミニズム』を読んでみたい。 読了日:04月04日 著者:林 香里,小島 慶子,山本 恵子,白河 桃子,治部 れんげ,浜田 敬子,竹下 郁子,李 美淑,田中 東子 https://bookmeter.com/books/14957348
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